上海隔離生活
隔離生活 14+7日政策
成田空港~浦東空港に定刻通り浦東空港に到着したものの30分以上の機内待機。いま思えば、これくらいの待ち時間はかわいいものだった。
機内から出てしばらく歩いていくと、中国税関出入国健康申告のスクリーションショットを見せることになる。その後、PCR検査場まで行き、PCR検査の実施。日本で既に2回経験しているが、慣れるどころか余計、恐怖心が出てきた。浦東空港では鼻グリグリだけでなく、口の中もグリグリ。口の方が嫌だと言う意見もあるが、私は圧倒的に鼻グリグリが苦手。
PCR検査終了後、イミグレ。これまで上海入国チェックはそれほど時間を要するイメージを持っていなかったが、今回はコロナのせい?でかなり時間がかかった。
その後、成田空港で預けたスーツケースを取り、税関を通過し、隔離の受付にまで移動。ここで待ち時間は4時間以上!?同じように待たせられている日本人ファミリーがいて、中国語が話せるようで、「いつ、どこのホテルのなるのか?」と職員に話しかけても明確な回答はなかったことが、中国語の分からない私にも伝ってきた。
もう外も暗くなってしばらくしてから、ようやく大型バスで隔離ホテルに移動。
朝5時に家を出発し、隔離ホテルに到着したのは日本時間の21時(中国時間20時)だった。
14日間の隔離生活
隔離ホテルに一切の期待はしていなかったが、期待以上にぼろいホテル。
狭いロビーで隔離生活中の注意事項を説明された(おそらく)が、ほぼ100%理解できず。
消毒剤、石鹸、体温計などが入ったバケツを受け取り、ホテルにチェックイン。
支払はクレジットカードが使用できてラッキーだった。
エレベータに乗る前にその日の夕飯ということでカップヌードルをもらえた。
エレベータは一人ずつ乗り、自分の部屋に入室。ここから完全な隔離生活がスタート。
ロビーで説明していた注意事項は紙でももらえた。注意事項は中国語以外に英語で書いてあるので、なんとか理解できた。
どうやらPCR検査が入国4、7、14日目に実施される以外は、毎日同じことの繰り返しのようだ。
・7:30に朝食。
・9:00に検温。スタッフがチェック
・12:00に昼食
・13:00に検温。スタッフがチェック
・18:00に夕食
・19:00にゴミ捨て
部屋の外には一切出られず、食事を取るときとゴミを出すときだけドアから手を出すことができる。
食事は100元/日で期待していなかったが、ボリュームがすごく、思ったよりもおいしかった。ただ、ホテルの中ではまったく動かないので、完食していたら太るのは間違いないので、意図的に残すようにした。
もらった消毒剤はトイレ使用後に使うためのモノだった。大なら2ℓの水に12錠、小なら1ℓの水に6錠を入れて使用後、蓋を閉め30分経ったら流さなければいけないルールだった。
PCR検査は入国4、7、14日目のみ予定だったが、どうやら濃厚接触者が出たようで、5、10日目にも実施された。
さすがに10、14日目は全員陰性だろうと思うと、余計、鼻グリグリが辛く思えた。
途中、上海の現地社員が差し入れをしてくれた。お水やお菓子はOKだったが、フルーツ、お酒はNGだった。
日本にいるときから14日間の隔離生活が不安で、どんなだけ苦痛なのかが想像できなかったが、残り日数を指折り数えながら、なんとか無事、乗り切ることができた。
入国15日目の16:00ごろ部屋の内線電話が鳴った。スタッフから「荷物の整理は終わっているか?」のようなことを聞かれたので、OKと答え、チェックアウトOK?と聞くと、また1時間後に電話すると言われた。不思議な高揚感の中、電話を待っていたが、18:30に電話があり、遂に念願のチェックアウト。
政府指定の大型バスに乗るために久しぶりに一瞬だけ外に出ることができた。
いよいよ待ちに待った+7日健康観察ホテルに移動した。
この後、上海渡航後、最大のショック発生!
+7日健康観察期間
14日間の隔離生活を終え、いよいよ待ちに待った+7日健康観察期間に突入。
+7日健康観察期間は不要な外出はNGだが、食事の買い出しくらいはできると期待していたが、自分の完全な勘違いだった。
+7日健康観察期間=隔離生活であり、14+7、つまり21日間の隔離生活だった。
一度、上がってしまったテンションが一気に落ちてしまった。
14日の隔離と+7日健康観察期間の違いは「トイレの消毒不要」「体温測定は必要だが、チェックなし」くらいだった。
PCR検査は入国16、21日目に実施された。
それとこれはホテルの違いだが、チェックイン時の支払で現金やクレジットカードを使用できなかった。
ホテルでクレジットカードが使用できないなんて、なんてひどい対応なんだと思ったが、文句を言っても始まらないし、そもそも中国を話せないので、すぐに上海現地社員に電話し、WeChatの画面に上海現地社員のQRコードを表示され、それをスキャンしてもらい、難を逃れた。
正直、期待、予想と違ったため、14日間の隔離生活よりも、この+7日間の方が精神的にきつかったが、気を取り直し、また指折り数えて、なんとか乗り切ることができた。
最終日15:30に部屋の電話がなったときは、うれしかった!!
差し入れは可能か?
14+7日間の隔離生活中、現地社員に差し入れをお願いしたが、お酒、タバコ、フルーツなどを差し入れしてもらうことはできなかった。
タバコに関しては、そもそも上海の場合、ホテルでの喫煙自体が禁止されているので、当然ですね。
お水、炭酸水やお菓子類はOKだった。
ただし、14日間の隔離ホテルには部屋に冷蔵庫がないので、ドリンクをもらっても冷やしておくことができない。毎日、差し入れしてもらうのは気が引けるので困りますね。
一方、+7日の健康観察期間中のホテルは部屋に電源は抜かれているものの冷蔵庫がありました。